−おんがくとバラのその−
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黒星病/黒点病
Black spot
糸状菌 子のう菌類
完全世代:Diplocarpon rosae Wolf
不完全世代:Marssonina rosae (Trail) Sawada




  • 主として葉に発生。葉柄、一年生の茎にも見られる。

  • 薄茶色または濃い紫色の斑点が点々と発生。

  • 後に斑点が大きくなり、大きいもので1センチ程度の黒っぽいシミになる。

  • しみの縁はギザギザしており明確でない。

  • しみ同士がくっついて、葉全体が黒っぽくなることもある。

  • 末期にはシミの周りから黄色くなりはじめ、葉全体が黄色っぽくなり落葉する。






 

初期のしみ(FL:早春)


若い枝で越冬中の黒点菌(FL:ニコロ・パガニーニ)





  • 灌水時、降雨時に伝染の危険が!

  • 子のう胞子の空気伝染もあります。

  • 梅雨時に蔓延するのは、濡れた状態が長いため。

  • 湿度は気温が下がってくる夜に高くなるため、夕方や夜に葉を水で故意に濡らすのは避ける。

  • 吸器を形成すると、菌は葉からエネルギーを吸い取り始める。

  • 「黒点病菌の殺菌剤感受性は、最初の90時間しかないといわれている」農薬ギライのバラ作りのページの「バラの病気」→「黒点病」より引用)。病徴を超早期発見できればよいが、たいていは手遅れということになる。

  • 黒斑周囲が黄変して落葉するのは、菌の活動やエチレン生成等による代謝活動のためである。



※これらの図に根本的な間違いがあったら教えてください。
【参考図書】


著:長井雄治(農文協)



著:大串龍一(農文協)


ピシャッと効かせる農薬選び便利帳新版
著:岩崎力夫(農文協)


【参考サイト】







































































■湿度について
【実践に備える】
【発病しやすい条件を見逃さない】
  • 感染には「分生子が少なくとも7時間以上水にぬれた状態にあることが必要」(『バラの病気と害虫』より引用)であるから、天候が雨で、葉が7時間以上、乾かずに濡れた日は危ない。

  • 上記に加え、発芽適温(18度)、感染適温(19〜21度)、進展適温(24度)であるから、これらを満たす気温条件のときは危ない。

  • 真夏に一時、発病が減るのは、発芽適温を大きく上回っているためである。病原菌が死滅したためではないから、気温が下がってきた時期が危ない。




著:長井雄治(農文協)
【耕種的防除】
  • 株間を最低でも60センチ以上あけて植え付けた。ニコロ・パガニーニ早春の株間について、2007年の株の状態を見て、場合によっては植え替えを検討中。

  • 庭全体が良好な風通しに恵まれている。この風通しを阻害するような物を置いたり、作ったりを避ける。

  • 灌水は早朝に行い、できるだけ葉に水がかからないように気を付ける。バイオゴールドバイタル等の夕方散布については、販売元にメールで確認、夕方散布の記載は間違っていたと返答をもらった(2007年)。それ以降は早朝散布に切り替えている。

  • 病気の出た葉は葉柄ごと取り除き、その前後左右の葉も取り除く。落葉した葉を放置せず、常に清潔に保つ。


【薬剤による防除】



ニーム顆粒(20Kg)



ミラクルニーム肥料(1Kg)

【いざ実践】
【冬の株元散布 2007年版】その後の実践はまたいずれ。。。 【春4月〜5月】※記述はニコロ・パガニーニについて
  • 4月上旬から中旬にかけて、昨年度(2006年)黒点病の出ていたニコロ・パガニーニにアブラムシが多発する(これについては『アブラムシ』のページを参照)。23日にオレート液剤の散布によりアブラムシを抑え込むが、翌4/24に黒点病の病斑を小葉一枚に発見。その小葉本体の本葉のほか、直近の本葉を5枚除去。

  • 4月26日、ダコニール1000+アビオンEを散布。

  • 5月は中旬までに2回、黒点病の出た葉を発見。下旬になると、3日に一枚程度ずつ、黒点病の葉が出現。発見のたびに除去。

  • 5/4 バイオゴールドバイタル+バイオゴールドのニーム散布
    5/11 カリグリーン+アビオンE
    5/16 バイオゴールドバイタル+バイオゴールドのニーム散布
    5/20 ニンニク+唐辛子エキス入り木酢液200倍葉面散布
    5/24 バイオゴールドバイタル+バイオゴールドのニーム散布
【夏6月〜8月】
  • 6月、2〜3日毎に黒点病の葉が出現。その都度本葉毎除去。

  • 6/4 バイオゴールドバイタル+バイオゴールドのニーム散布
    6/11 ダコニール1000+アビオンE
    6/15 バイオゴールドバイタル+バイオゴールドのニーム散布
    6/24 ニンニク+唐辛子エキス入り木酢液150倍葉面散布

  • 6月後半、黒点病多発。(梅雨が長引き7月末まで)

  • 7/3 ベニカX
    7/5 バイオゴールドバイタル+バイオゴールドのニーム散布
    7/13 トップジンM+モスピランスプレー
    7/19 バイオゴールドバイタル+バイオゴールドのニーム散布
    7/23 カダンセーフ
    7/24 黒点病本葉除去。かなりの数。卓効薬を検討。
    7/25 サプロール乳剤+ダイン散布。
    7/26 黒点病本葉除去。
    7/28 黒点病の葉、見つからず。
    7/29〜30 雨のため消毒できず。
    7/31 黒点病本葉4枚除去。ダコニール1000+アビオンE散布

  • 8/21 約3週間、黒点病斑の出た葉は出現せず。鎮圧か?
  • なお、庭の他のバラで黒点病が出現したのは、ニコロ・パガニーニの他に、グラハムトーマス早春。しかし、両方ともに病斑確認の日に、その本葉を除去することで、蔓延を逃れている。



バラ専用キトサン



木酢液(キクノール)


→Wikipedia放線菌を調べる









ダコニール1000



ベニカXスプレー



カダンセーフ



モスピラン+トップジンMスプレー



サプロール乳剤